妊娠中はホルモンの影響により、むし歯や歯肉炎(歯肉の腫れ)になりやすい傾向にあります。つわりにより歯ブラシを当てるのも気持ち悪くなり、十分な歯磨きができずにむし歯や歯肉が腫れて痛む人も少なくありません。症状が出たらなるべく早期にいらしてください。
■ 妊産婦の治療
妊娠のどの時期でも治療は可能です。ただ、つわりがひどかったり、気分の優れない時は無理をせず、落ち着いている時に治療にいらっしゃることをお勧めします。出産が近づいても治療が終わらない場合は一時終了して出産後、落ち着いた時に再開するようにいたします。
■ 妊産婦への麻酔
局所麻酔は胎児への影響はありません。治療の痛みによるストレスを考えると、麻酔により無痛で治療した方が良いでしょう。
■ レントゲンの胎児への影響
レントゲン(X線)は胎児に悪影響と思われていますが、デジタルレントゲンは普通の数分の1の]線放射量なのであまり影響はありません。当院では、特に影響はないですが余程の事がない限り、妊産婦にレントゲンを撮ったり薬を出したりは致しません。
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